読書感想 奇跡の脳
読書お正月、3冊目!
Kindle Unlimitedでなく文庫本です。以前買ってずーっと未完の積読になっていましたが、やっと読めました。
この本は、脳神経外科医のジル•ボルトテイラーが脳卒中を発症したあとの回復過程がつぶさに書かれてあります。
私は、医療とくに脳疾患関係に携わっていますが、このような形で患者さんの声を聞けるとは思いもしませんでした。
眠気で眠くて仕方ないこと、音や光に過敏になってしまうこと、何をいっているかわからないこと、表情だけで理解できること、小さなことができるようになったら次のステップに進むこと、できるようになったことを見つけて数えていくこと。
この本から学べることは多かったです。
ジル•ボルトテイラー先生、最後には右脳と左脳の役割に言及し、感情を自分でコントロールすることを伝えています。涅槃やニルヴァーナ、悟りなどのカテゴリのお話です。
実際、脳の機能は解明されていないことがほとんどです。現在分かっている機能も、脳損傷した人の症状と部位を照らし合わせて検証してきた歴史から分かっているものです。ジル•ボルトテイラー先生のように、実際に広範囲の脳出血を起こして、回復した過程を観察して専門的に説明できるのは本当に奇跡的なことだと思います。それに、実体験からの検証なので、先生の言われる脳機能は事実と思っていいと思います。
先生は、感謝の気持ちを抱くだけで人生が素晴らしいものになる、と言われてます。
感謝の気持ち。
親からも散々言われて育ちました。
今年は、毎日かんしゃすることを10個挙げてみようと思います。
ともかく!
無事に読書お正月3冊達成できました!
明日からは仕事なので、また慌ただしい生活が戻ってきます。今年もがんばります!