一日の消費カロリーは4000kcal
先日の登山での消費カロリーが4000kcalを超えました。
行った山は、傾山
山行時間が、12時間半
歩行距離が、11km
標高差は、1200m(累積標高差1500m)
ザックの重さは、9kg
登山前後の体重変化は、マイナス2kg
まず、体重の変化。
登山に限らず、一日のうちに変動する体重など、ほぼ90%水分や排泄物です。つまり、私は体重の2%水分を失っています。これは、軽度の脱水症状を示してもおかしくない数値。
しかし、経験上、登山の後は毎回2kgほど減少することが分かっているので、私の体にとっては正常内といえます。ただ、水分補給をしっかりして体重減少が少ないと翌日の疲労が薄れて、回復しやすいです。
もう一度、言います。
減った2kgは、脂肪でなく水分です。
「わぁ!体重減った🎶」と喜んでいる人よく見かけますが、勘違いですよ。水分です。山での水分補給の配分をミスしたと反省するところです。
私は毎回減ってるので、毎回反省しています。
次に消費カロリー。
4000kcalはYAMAPが出した数値です。
YAMAPでの消費カロリー計算式は「Mets」を採用しています。
「身体活動のMets表」によると歩行カテゴリーに「〇〇kgの荷物を持って山に登る」があります。それに当てはまると今回の私の荷物は9kgですので7.3Mets
参考https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf
消費カロリー=Mets✖️時間✖️体重
=7.3✖️12.5✖️48
=4380kcal
大体合ってます。基礎代謝も入っているようです。
他の計算式でも試してみます。
臨床スポーツ医学のvol.34 登山における食事と給水を参考にして「行動中」のエネルギー消費量(kcal)と脱水量(ml)を求めます。
=体重(kg)✖️行動時間(h)✖️5
=48✖️12.5✖️5
=3000kcal(=脱水量3000ml)
これに基礎代謝1036kcalを加えて
=4036kcal
一番近い感じがします。
同様に登山のエネルギー消費量を推定する汎用性の高い計算式でもやってみます。
行動中のエネルギー消費量(kcal)
=【(1.8✖️行動時間)➕(0.3✖️歩行距離(Km)➕10.0✖️登りの累積標高差(Km)➕0.6✖️下りの累積標高差(Km))】✖️【体重kg➕ザックの重量kg】
=2401kcal➕基礎代謝1036kcal
=3437kcal
YAMAPのMets計算式も信頼性が高いのですが、歩いた後にしかわからないので、事前に計算できるようになっておくと対策がうてますね。
単純に消費したカロリーと失った水分量を補う目安にするなら計算しやすい「行動中」のエネルギー消費量(kcal)と脱水量(ml)を求める計算式
体重kg✖️行動時間✖️5=消費カロリー
が分かりやすくて良いかもしれません。
消費カロリーと脱水量は同じです。
基礎代謝は含まれていませんので、まぁ、適当に1000kcal足しておけば良いでしょう。
この予想される消費カロリーの7割ぐらいを登山中に分割して取ると良いと、書いてありました。(臨床スポーツ医学に)
実際は、そんなにたくさんモグモグできないのが現実ですけどね。
たくさん動いた翌日二日間くらいは、体が省エネ運転しているのが分かります。たくさん食べて、あまり動かない、喋らない。
そうやって回復するのです。