不平不満、愚痴ったりイライラする時
愚痴ったりイライラしたり焦ったりすることがありますよね。
だって人間だもの。
そんな時、スイーツを食べたり、運動して気を紛らわせて誤魔化していました。
別に間違ったやり方じゃない。
それで、気が紛れて、明日もがんばろー!っとなればしめたもんです。
でも、わたしも齢40にもなり、同じようなことで苛立つ、似たような間違いを繰り返すことを経験して、さすがに学びました。
どげんかせんといかん!
生まれ変わらんといかん!
そうです。
繰り返すってことは、成長してないってことだし、これをどうにかしないと前に進めない。
だから、この感情に名前をつけて、攻略していこう、と思いました。
苛立つこと、間違えること、不平不満を言うことはなんら悪いことではありません。その感情に支配されて振り回されてしまうとアウトですが、原因を追求することで、さよならホームラン並みの勝利を収められると思っています。
原因は、外に求めてしまってはアウトです。
人が悪い、環境が悪い、タイミングが悪いなど、自分ではどうしようもないことばかりですから。
原因は、常に自分の中に。
たとえば、最近の出来事から一つ。
イライラして現状に不満があって人に文句を言いたい、全てを投げやりたい、なんでうまくいかないんだろうってイラつくときがありました。
いつもなら、〇〇さんがもっとやってくれたら、わたしは頑張っているのに!と人に愚痴っておわり。
ですが、今回は、なんでだろうと考えました。どうしてこうイライラするのかな。この感情は何なのかな、と気持ちの因数分解をしてみたのです。
そしたら、どうやら自分の理想の未来と今を比較したから不満が出ていたようです。そりゃ、ゴールと途中経過を比べたら不足分しかないし、不満しかでないよ。今のわたしが、エベレストを登れないって不満言っているようなもんです。しかも、自分は最大限努力した体になってるから、人や環境への罵倒しかない。本当は未来となんか比べるもんじゃないのに。
この考え方、類似思考に人と自分を比べないバージョンや、人に期待しないバージョンがありますよね。人に期待する、頼るから不満が出るんだ、という考え。なんでしてくれないのよ!みたいな。
わたしは、人に期待して良いと考えています。期待されることで本来の力以上を出せることもあるし、期待することで生まれる信頼関係もあるからです。
ただ、自分が思い描いた未来像と今を比較して、違うからと言って憤慨するのは、的外れな怒りだよな、ということです。
特に、わたしは、周りに腹を立てるタイプなので。
さぁ、わたしが前に進むためにとるステップは、昨日の自分と今日の自分を比べることです。もしくは過去の自分と今の自分。
昨日よりもできていること、やったことを知ることです。
そして、今日よりも明日を良くするためにできることを探すのです。
自分が出来ることを探して、実践して、昨日と今日を比べる。よく出来ていたら、明日はもっと良くしてみようと考え、うまく出来なかったら、明日またやればいいさの気持ちで乗り越える。
そういうステップが、わたしには合っています。
わたしの頭じゃ昨日と今日の記憶ぐらいしか覚えていませんしね。
変な未来を夢見て、大事な今を台無しにするとき、わたしはイライラしたり焦ったりしているようです。
こういう意味のないイライラや焦りの感情をなんと呼ぼうか…そうね、妄想の世界と比較して勝手に被害者ぶってるところがあるので、悲劇のヒロイン感情とでも呼ぼうかな。
イライラするたびに、「あ、今悲劇のヒロインになってる」と思えば少しは笑えるかも。
イライラする気持ちも冷静に因数分解すれば、以外とあっけない正体なのかもしれませんね。