甘いものの誘惑
今日は本来、山に行く予定にしていました。
結果から言うと、胃が痛くて、山に行くのを断念。
原因は昨日のケーキにあると推測して体の変化を考察します。
山に行けなかった後悔の気持ちが強いです。
そもそもアレルギー改善のため砂糖断ちをしているのに、4日目にしてケーキを食べた私。
食べた後から、何だか胃の調子が悪く、何だかすごく眠くてスコーンと昼寝をしました。
目覚めた後も、何だか重だる〜い。
顔は赤くアレルギーが出てきてるし。
夜はなかなか眠れず。
夜明けにキリキリと突き刺さるような胃の痛みで起き。
朝4時に、この状態では山は歩けないと判断し、山行を断念。
いったい体の中で何が起こっているのか。
ケーキ1個と小さなアップルパイ1個。
考察1)甘いもの中毒が治ってない
砂糖には中毒性があると言われています。小麦粉にも。
特に体に入った後の分解の仕方がアルコールとほぼ同じだというのです。アルコールは1日に1度酔えば終わりですが、砂糖は1日に何度でも摂取できます。
そして、脳の報酬系に作用するため、もっと食べたいと満腹であっても食べるようになるのです。
満腹であれば「いらない」と冷静な判断ができた可能性があります。今回は昼ごはんを食べずにケーキ屋に向かってしまったのが敗因だったように思います。満腹であれば、脳からドーパミンが十分に出てて「もう、お腹いっぱい、十分だから甘いものはいらないよ」となったのではないでしょうか。
考察2)小麦粉アレルギーによる胃痛、皮膚湿疹
消化管症状に、胃痛、腹部膨満感、腹痛、嘔吐、嘔気、下痢があります。膨満感は食べてから2時間ほどで出現、胃痛は12時間後に出現しています。
皮膚症状は一番ポピュラーです。食べてから4時間後ほどに出現しています。
もともと小麦粉摂取による即時型アレルギーと遅延型アレルギーを認めているので、小麦粉アレルギーによる胃痛と湿疹と考えて良さそうです。症状が出る時と出ない時があります。胃痛が出ずに、皮膚症状だけ出ることがあるのです。発症時間もだんだん早くなってきています。
分かっているなら小麦粉食べなきゃいいのに…
考察3)血糖値スパイクによる強烈な眠気と不眠。
糖分たっぷりのケーキだけを食べたことで、血中の血糖値は急激に上がり、インスリンが分泌、その結果血糖値が急に下がり、血糖値を上げるためにアドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール等が分泌。
急激な眠気は、インスリン分泌により血糖値の下がったことによる影響で説明がつきます。夜間眠れなくなったのは、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンが作用して自律神経が乱れた結果だと考えられそうです。もしかしたら小麦粉アレルギーの症状の一つに不眠があるので、その影響もあるかもしれません。
血糖スパイクによる体への負担は計り知れないものがあります。頭痛、ほてり、発汗、動悸、急な空腹感、手の震え、眠気、冷え、不安、うつ症状、集中力の低下…
ともかく、ケーキを食べたことで、この2点の影響を体が強く受け、私は山に行けなかったことになります。
後悔しました。
一時的な、短期的な目標(甘いものが食べたい)を達成するために、長期的な目標(健康でいたい)を棒に振ったことを。
短期的な目標は、達成は簡単でしたが(買って食べるだけ)、幸せは5分程度しか続かない儚いものでした。しかもそのあとは辛いことが待っていました。
長期的な目標は、達成は難しいですが(目の前の欲望と戦うため)じわりじわりと噛み締めることのできる幸せが待っていたのだと思うと、甘いものを我慢することは意味のある我慢だったのだと改めて思います。
楽な道に、自分の欲しいものは何もないのだと。
困難な道の方に、自分の欲しいものがあるんだと。
自分の進む道を邪魔するのは、いつだって自分ですね。「甘いものを食べたい」欲望を我慢できなかったのですから。
巷でよく言う「ワクワクすることをしよう」とは意味のある我慢を成し遂げた人にしか訪れない、奇跡の感情なんだと思います。本当に自分の欲望に従ったら、この身は破滅の道に進むんだと思います。
今日は本当に、後悔しました。
二度と同じことを繰り返さないために、自分の体と向き合う1日にします。
参考図書