読書感想 雨ニモマケズに書かれた献立メニューの謎
Kindle Unlimited対象作品です。
宮沢賢治のとても有名な詩の一部を深く考察してあります。
「玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」
この一文だけで、こんなにも深く掘り下げることができるなんて。
なぜ玄米なのか
なぜ四合なのか
なぜ味噌なのか
なぜ少しの野菜なのか
なぜなぜなぜなぜ???
宮沢賢治が何を考え、どういう思いでこの一文を書いたのか、歴史的背景、栄養学的問題、宮沢賢治の宗教観、知識、家族環境などから考察してあります。
奥が深すぎる…!
宮沢賢治のマニアックファン…
わたし、宮沢賢治の作品はそんなに読んだことがありません。有名どころも読んだことがありません。ですが、「アメニモマケズ」は大好きですね。
「アメニモマケズ」の中に玄米が出てくるので、てっきり宮沢賢治も玄米の効果を知ってて大好きだったんだとばかり思っていましたが、ちがったようですね。
新しい発見でした。
やはり、一つの角度からでは人物像は推し量れるものではないようです。
こういう本を読むと、世の中には、いろんな角度で物事を見る人がいるんだなぁ、と楽しくなりますね。