1%のちから

趣味は読書、登山、健康。食物アレルギー13品目ある私が、体質改善のための日々の取り組みを紹介するブログです!

2:6:2の魔法

2:6:2の法則をご存知でしょうか。

 

2:8のパレートの法則が有名ではありますが、わたし個人としては2:6:2がしっくりきます。

 

有名どころでは働き蟻の話。

アリは2割が一生懸命働いて6割がほどほど働いて、2割が働いているフリをする、と。つまりサボってる。

そこで、サボっているアリ2割を排除すると残りみんなが働くかというと、新しく働かないアリが2割生まれるのです。逆に一生懸命働いているアリを排除すると、サボり蟻が働くようになるそうです。

 

他にも、人間関係の話。

自分の周りには、無条件で自分を好きでいてくれる人が2割、どうでもいいと思っている人が6割、嫌いだと思っている人が2割。

コレも、自分を嫌っている人2割を排除しても、新しく自分を嫌う人が生まれます。

 

他にも、腸内細菌の話。

自分の大腸には腸内細菌がウヨウヨいます。善玉菌が2割、日和見菌が6割、悪玉菌が2割。

善玉菌の勢力が増すと日和見菌が善玉菌に寝返り、悪玉菌の勢力が増すと日和見菌が悪玉菌に寝返ります。悪玉菌をゼロにすると、それはそれで悪玉菌で防いでいた病気を誘発することにもなります。

 

 

つまり、自分にとって悪だから排除しなければ、ゼロにしなければと思っていても、それは無駄な努力であって、それらは必要悪なんです。

 

ないと困る悪なんですよ。

 

この2:6:2の法則を知ってから、人間関係楽になりましたし、仕事で働かない人を見ても腹が立たなくなりました。いや、やっぱり腹は立ちますね。

 

 

個人的に、自分の感情にも当てはめています。

幸福が2割、普通が6割、不幸が2割。

感情も人生も、幸か不幸かの2択ではありません。

断然ふつうが多いのです。ずーっと幸せという長さを求めるものでも量を求めるものでもないと思います。質や深さを感じた方がじわじわ楽しめます。

 

 

それに、不幸や負の感情をゼロにする必要もありません。必要な感情ですからね。むしろその感情に囚われて時間を費やすのがもったいないです。

 

サボっている同僚に苛立っても仕方がないのと同じです。悪玉菌を育てても仕方がないでしょ。自分が何をしても嫌っている人相手に心を砕いても実りはありません。

 

どうせなら、しっかり働くアリになり、善玉菌を育て、自分を好きでいてくれる人に囲まれる生活…かつ、自分を嫌っている人が把握できる、そんな生活がいいです。

 

 

経験上、自分を嫌っている人がいなくなったとき、新しく自分を嫌う人がでてきます。それは、大体今まで仲良くしていた人だったり、ふつうにおしゃべりしていた人だったりして人間関係が大きく変わるので、わたしは私を嫌っている人を大事にしています。