大きなつづらと小さなつづらで有名な昔話、舌切りすずめでは、心優しいおじいさんと欲張りばあさんの夫婦が出てきます。
ある日、おじいさんは怪我したすずめの手当をしてあげます。元気になったすずめは、障子張りをしているおばあさんのノリを食べてしまいます。(のりはごはんつぶでできています)怒ったおばあさんはすずめの舌をちょん切ってしまいます。すずめは泣く泣く森に逃げていきました。おじいさんはすずめの怪我を心配して森に探しに行きました。
すると、森の中ですずめと出会います。
「おじいさん、もう大丈夫です。手当してくれてありがとう。わたしのおうちに案内します。」(いきなり人語を話しだすすずめ。もうあの世の世界)
すずめのお宿に行くと、沢山のおいしい料理をご馳走になりました。帰り際には、おみやげももらいました。
「大きなつづら、小さなつづら、どちらがいいですか?」
おじいさんは、大きいと帰りが大変だからと小さなつづらを選びました。家に帰ってつづらを開けてみると大判小判がざっくざく。
話を聞いた欲深いおばあさんも、つづらをもらいに森へ出かけ、大きなつづらを選んで帰りました。
帰り道、つづらの中を開けてみると、中には蛇やカエル、ムカデが山ほど出てきておばあさんは腰を抜かして、そこから一歩も歩けなくなってしまったそうです。
大体、こんな話です。
欲張ってはいけない、という教訓が含まれています。
よく分かる。
よーく分かります。
欲張っちゃいけないです。
さて、わたしは運動の前後で牛乳を飲むようにしています。
美味しいし、体がよく動くから。
200mlの牛乳を飲んで、お腹の調子はまずます。それ以上飲むと、ゴロゴロ。
この前、500ml朝から飲んで山に行きました。
せっかくだから、と欲張ってしまったのです。
あれよあれよという間に、お腹の具合がおかしくなりました。
大判小判、金品に目が眩んだわけではありませんが、日常生活の些細な欲張ってしまった話、結構あります。
とくに、食べ物関係に多いです。
やっぱり人間、小さなことでも欲張っちゃいけないな、とお腹を壊して実感しました。
牛乳と昔話で学ぶ、欲張らない生活。